ホームページの作成はいつするかという話を前回させていただきました。準備は開業する3ヶ月前にされた方がいいとお伝えしましたが、今回は、開業前にホームページを作成するメリットについてお伝えしていきます。

何を提供するかをしっかりと考える時間が取れる

開業したばかりの税理士さんにお会いすると、「独立したばかりでまだ何を提供するか、何に力を入れていくか決めていない」という話をよくお聞きします。ホームページにも力が入っておらず、2、3ページしかない名刺代わりのホームページをお持ちの方が多いです。

これから開業される方は競合がいる中に後から参入するわけですから、お客様に選んでもらえるように他事務所との違いを伝えなければなりません。

なぜ独立をしたのか、独立して何をしていきたいのか、何を提供するのか、なぜそれを提供しようと思ったのか、あなたが提供できる価値は何なのかといったことをしっかりと考えて、ホームページに掲載しましょう。

ホームページのコンテンツを作る時間が取れる

何を提供するかが固まってくると、トップページ、事務所案内といった基本情報だけでなく、代表あいさつや他事務所との違いといったアクセス者が求めている情報ページが作れるようになります。

また開業前にページ数を増やしておくことができれば、SEO対策にも繋がります。しかしながら、想いや考えを文章にするのはまとまった時間が取れないとなかなか難しいものです。

開業すると営業で忙しくなる方もいらっしゃると思いますので、開業前に余裕がある方は、出来る限りホームページのコンテンツを開業前に作成しましょう。

ホームページを使った営業が可能

開業前にホームページを作成すると、URLが決められますので名刺などの営業ツールが事前に準備できます。そして、開業してからすぐにホームページを使った営業ができます。

開業してすぐに紹介営業ができる方は、ホームページを案内していただくことで営業がスムーズになります。
紹介していただけるような人脈があまりない方は、WEB広告を使った集客を検討することも可能になります。

ホームページを作成して、すぐにWEB検索での順位を上げることは難しいですが、開業あいさつのメールやfacebookなどのSNSで告知をすることで、ホームページの存在を知ってもらうことができ、営業や紹介がしてもらいやすくなります。

まとめ

今回はホームページを開業前に作成するメリットについてお伝えしました。
ただホームページを作成するのではなく、事務所、先生のコンセプトを考えた上でホーページを作成することが重要です。お客さまにホームページを見て選ばれる事務所になるよう、開業前にしっかり準備をしましょう。

この記事を書いた人

坂本義和

慶應義塾大学卒業後、起業。3社経営。グループ総計20億円の売上まで成長させる。あわせて自身も士業・コンサルタントとして活躍。就業しながら慶應義塾大学大学院修了。専門は事業戦略とWEBマーケティング。個人としては、士業向けセミナーでは延べ1500名以上の前で登壇、WEBやマーケティング、事業のご相談では500名の士業のご相談に対応する。