ホームページを作った後は、どう運営していくかが課題です。ホームページは開設してからが始まりで、どんどんページ作らなきゃいけないという方もいらっしゃいます。

会計事務所のホームページをかしこく運営するための方針としては、大きく分けて2つだと考えていますので、ご紹介します。

ホームページの更新をしない

運営方針の一つ目が、「ホームページの更新をしない」です。おかしなことを言っているなと思われましたでしょうか。
多くのホームページ制作会社、SEO対策会社は、「ホームページは定期的に更新をしましょう」「ホームページは育てていきましょう」と言います。

しかしながら、「夏季休業のお知らせ」「GW期間中の営業についてお知らせ」「年末年始の休業のお知らせ」といったように、休みのお知らせだけ掲載しているホームページをご覧になったことはないでしょうか?

休みのお知らせ以外、全然更新をしていないホームページを見ると、残念な気持ちになります。そうであれば、逆に更新しない方がいいのではないかと思います。

税理士の方の場合、紹介用にホームページを作る方もいらっしゃると思います。その場合、事務所名や先生の名前で検索されると思いますので、名前で検索されたときに上位に表示されることだけを考えて運営すればいいのです。実は、更新の頻度よりも他事務所と似た事務所名で開業しないことがポイントだったりします。

信頼感を下げるくらいであれば、ホームページの更新をしないのも一つの手だと考えております。

更新をしたいなら、更新体制をつくる

ホームページを使って定期的に情報を発信していきたいとお考えの場合、ちゃんと更新できる体制をつくることをおすすめしています。

200ページ以上作っても、最近更新をしていないためか検索順位が20位以下の事務所ホームページもあります。ですので、定期的な更新が必要となりますが、業務知識のない方に更新をお願いすることはできないかと思います。コンテンツを書く方は、基本的には先生もしくは業務知識のある職員さん。外注でお願いする場合は、士業専門でライティングをやっている制作会社かライターになるでしょう。そこまでコストや時間をかけることができればいいですが、多くの事務所がなかなか難しいと思います。

もし開業前の方がこの記事をご覧になっていれば、開業前にコンテンツをまとめて書かれることをおすすめします。

まとめ

ホームページを作る目的によって、運営方法が大きく変わります。
何をしていきたいのか?情報発信をする時間が取れそうなのか?情報発信をするのが、どう運営するのがよいか検討してみましょう。

この記事を書いた人

坂本義和

慶應義塾大学卒業後、起業。3社経営。グループ総計20億円の売上まで成長させる。あわせて自身も士業・コンサルタントとして活躍。就業しながら慶應義塾大学大学院修了。専門は事業戦略とWEBマーケティング。個人としては、士業向けセミナーでは延べ1500名以上の前で登壇、WEBやマーケティング、事業のご相談では500名の士業のご相談に対応する。